京都在住の中村公俊と仁美の兄妹による無伴奏ヴァイオリン・デュオ。伴奏を伴わない2つのヴァイオリンだけでの演奏が特筆すべき特色。2009年以来のデュオ・コンサートは、兄妹ならではの美しいハーモニー、息の合った緻密なアンサンブル、掛け合いの面白さを感じることができると好評を博している。従来取り上げられることの少なかった、古典から現代にいたるヴァイオリン二重奏曲のみでプログラムを組み、その美しさや楽しさを紹介しつつ、新作を委嘱し、新たな可能性にも挑戦している。2013年《第23回》「青山音楽賞(バロックザール賞)」受賞。ファーストCDとなる、「Duo for two violins -Aubert, Alard, Martinů, Prokofiev, Honegger」を2014年5月に発売。セカンドCD「With」を2018年4月に発売(『レコード芸術』誌2018年5月号で、濱田滋郎氏「推薦」)。bel Sognoとはイタリア語で“美しい夢”。



Kimitoshi NAKAMURA

中村 公俊

 京都市立音楽高等学校(現、京都市立京都堀川音楽高等学校)を経て、京都市立芸術大学音楽学部卒業。同大学院器楽専攻修了。神戸大学人間発達環境学研究科博士課程の研究生として、ヴァイオリンの指導法についての研究を行う。これまでにヴァイオリンを香西理子、片山晶子、岸邉百百雄、四方恭子、ヴィオラを山本由美子の各氏に師事。オーケストラや室内楽でのヴァイオリン、ヴィオラ双方の演奏だけでなく、現代音楽や新曲の初演、録音も行っている。また、栗東芸術文化会館さきらジュニアオーケストラ・アカデミーで後進の指導にあたっている。












Hitomi NAKAMURA

中村 仁美 

同志社女子大学学芸学部音楽学科ヴァイオリン専攻卒業。在学中、石村雅子賞を受賞。これまでにヴァイオリンを香西理子、片山晶子、亀田美佐子の各氏に師事。兄、公俊とのDuo bel Sognoとしての活動の他に、弦楽四重奏など室内楽を中心に活動し、現代音楽にも積極的に取り組んでいる。京都音楽家クラブ会員。ヤマハPMS講師。

 

Violin Duo   “Duo bel Sogno”

ヴァイオリンデュオ “デュオ ベル ソーニョ”